ファイアーエムブレム 風花雪月 Switch 後半戦争編

プレイ時間にして三十数時間で士官学校編から戦争編に入っていきました。とはいえ、カレンダーにそった平日はレベルアップの授業、日曜日は自由行動、月末に課題出撃のパターンは変わりません。では何が違うのかと言うと、日曜日の自由行動での選択が士官学校編では散策がメインであったのが戦争編では出撃がメインになり、育成シミュレーションと戦闘シミュレーションの比率が逆転するのです。

ファイアーエムブレム 風花雪月

私は、帝国のエーデルガルトが級長を務める黒鷲の学級(アドラークラッセ)を選択してゲームをはじめました。難易度は、ノーマル・カジュアル です。

士官学校編終盤に、ストーリが変化すると注意を促される選択が2回あります。一つは、エーデルガルトに帝国に同行するよう求められ同行するかしないか。ここでは、同行するを選択。すると帝国でエーデルガルトが父親から皇位を引き継ぎ皇帝に就任するイベントになります。

もう一つは、エーデルガルトが帝国軍をガルグ=マク大修道院に招き入れ大司教レアに反旗を翻すのですが黒鷲の学級(アドラークラッセ)によって鎮圧されてしまいます。ここで大司教レアがエーデルガルトを殺すように主人公に命じ、エーデルガルトを殺すか殺さないかの選択を迫られます。ここでは、殺さないを選択

結果、怒り狂った大司教レアが「白きもの」に変異し、黒鷲の学級(アドラークラッセ)のメンバーはエーデルガルトと共にその場から避難するのだが、ガルグ=マク大修道院とアドラステア帝国のしいては3国間の戦争に発展していくのであった。

という流れで、士官学校編から戦争編に移っていきます。違う選択肢をすればどんな流れになるのか気になるところでもありまた違う学級を選択した場合のストーリーの変化も含め、周回プレイ前提な作りになっているようです。

前半・士官学校編はこちらから

後半 戦争編

ゲームの進行は、カレンダーにそった平日・授業、日曜日・自由行動、月末・課題出撃、の流れは同じです。生徒たちのレベルが上がり交流する人数も1/3になります。お使いクエストが少なくなり出撃クエストが増えます。結果、散策の選択が減り出撃の選択が増えます。また、行動ポイント使わないフリーの出撃があるので、気が済むまで戦闘シミュレーションをプレイすることも可能です。

戦争になると各地で戦闘が起こり、外伝やレアモンスター出現の出撃クエストが増えるのです。という感じで後半は、思う存分戦闘シミュレーションが楽しめるようになります。

戦闘システム

兵種

初級職
基礎的な技能を扱う。レベル5以上で資格試験を受験できる。

中級職
ロード、ソシアルナイトなど従来のシリーズにおける下級職が集まる。レベル10以上で資格試験を受験できる。

上級職
特定の技能を高度に扱う。レベル20以上で資格試験を受験できる。

最上級職
複数の高度な技能を扱い、戦場の主力となる最高位の兵種。レベル30以上で資格試験を受験できる。

専用兵種
主人公と学級長のみに与えられる兵種。

戦技

各武器の技能レベルを上げることで習得できる。戦技は通常攻撃と比べて武器の耐久値の消費が大きい。最大3つまでセット可能。

公式サイトより

スキル

技能スキル、兵種スキル、個人スキルの3種類のスキルがある。習得した技能スキルは兵種に関わらず最大5つまでセット可能。

魔法

「理学」と「信仰」の技能レベルに応じて魔法を覚えられる。魔法を使うには魔法が使える兵種を選択する必要がある。

騎士団

騎士団ギルドで雇うことができ、各兵士に配備でき騎士団の能力に応じて兵士のステータスが変化する。兵士の「指揮」の技能レベルを高めるとより強力な騎士団を雇うことができるようになる。

公式サイトより

計略

騎士団を雇っている兵士ユニットが戦闘の選択肢として使用できる。攻撃や味方の支援など多彩な計略がある。使用回数に限りがあるがアイテム消費などはなく複数の敵を攻撃でき反撃を受けない。

連携

敵を攻撃する際に、同じ敵を攻撃できる位置に味方がいると、「連携攻撃」が発生する。

支援

兵士同士の支援レベルが高いと戦闘時に近くにいると支援効果が発生するようになる。自由行動時のイベントなどで支援値が上昇する行動を取ると支援レベルが上げられるようになる。

副官

主人公の指導レベルが一定以上に達すると、各ユニットに「副官」をひとりだけ設定できるようになる。副官がいる場合、ユニットの戦闘時に副官との連携が発生する上、様々なサポートが発動するようになる。

スカウト

他の学級の生徒を自分の学級の生徒にスカウトすることができる。キャラクターごとにスカウト条件となる技能が設定されていて技能レベルと支援レベルを満たしていればスカウトが成功する。飛行や闇魔法などの特需技能を備えた生徒をスカウトして戦力アップを図ることで戦闘を有利に進めることができる。

戦闘の流れ

出撃の準備

出撃を選択すると戦闘フィールドに移ります。戦闘を始める前に装備や戦技・スキルなどの設定を変更できます。ショップにも行けるので兵団の補充や武器の修理や補充、回復薬の調達などしっかりと物資や兵力の補充をしておきます。

出撃メンバーに余裕がある場合は、メンバー変更や副官の指定、マップ上の配置などの変更も可能なので、敵戦力の配置を確認して、それに対応できる戦力配置に変更しておきます。

公式サイトより

マップ

平野・山岳・海岸・城内など戦闘場所に応じたフィールドがあり、砂浜や森は進軍スピードが遅く進めるマス目が減少するなど、足場や障害物など地形に応じた設定となっています。

フィールドに配置された正方形のマス目1ブロック単位でキャラクターの進軍力と地形で進めるマス目数が変わります。敵の配置や地形を考慮して進軍を進め、ステージのクリア条件を満たすとゲーム終了となります。

ステージのクリア条件はステージごとに異なり、敵の将を仕留める・全兵力を殲滅する・指定のキャラクターを指定の場所に指定のターン内に到達させるなど数パターンがあります。

フィールドのマス目にも地形条件が設定されていて、攻撃があたりにくいマス、進軍スピードの遅いマス、ターン毎に回復されるマス、兵器を使えるマス、体力を奪われるマス、などの設定があります。

公式サイトより

フィールド上に魔獣が配置されているマップもあります。複数のマスを埋める巨体で強大な体力と攻撃力を有しています。魔獣は敵が使役するものでなければ独立した第三勢力で敵味方関係なく攻撃をします。

対応としては、まず敵と戦わせ両方の戦力を削ぎ、弱ったところを連携攻撃などを駆使して一気に攻め落とす戦略をとるのがベストです。

公式サイトより

攻撃

持っている武器や魔法力に応じて攻撃できる範囲が決まり、その範囲内の的に対して攻撃コマンドを入力して攻撃を行います。敵の体力・防御力などと攻撃側の攻撃力などを元に戦闘結果予想が表示され、それを基にどのユニットに攻撃を仕掛けるのか、攻撃以外の選択をするのかを判断し行動します。

公式サイトより

キャラクターの持っているスキルによって、攻撃回避や予想以上の反撃を受けたりと戦闘結果予想の通りになるとは限りません。またスキルの発動によって予想以上の攻撃を加えることもあり、連携攻撃などもうまく利用して確実に撃破していく戦略を臨機応変に練っていく必要があります。

マップの移動場面はななめ上から俯瞰する表示ですが、戦闘場面はカットイン映像が表示されます。3Dキャラが入力したコマンド通りの動きで敵を攻撃する場面が表示され臨場感のある戦闘場面を楽しめます。

難易度設定

難易度は、ノーマルハードの2段階でハードからノーマルへの変更は可能ですがノーマルで遊び始めるとハードへは変更できない仕様になっています。さらに各段階でカジュアルクラッシックの設定があり、これは死亡キャラクターの扱いの設定になります。カジュアルなら戦闘で死亡したキャラクターは戦闘終了後復活しますが、クラッシックでは復活しません。

感想

まず、出撃の感想ですが難易度ノーマル・カジュアルでは、一度も敗退することなく終えたので、普通に遊んでいればツムようなことなくゲームを進められるでしょう。なのでシミュレーションゲームが苦手な方でも多分問題なく遊べるレベルの設定といっていいです。かなりゆるい設定です。

2周目は、ハード・カジュアルで進めていますが、これでもほぼ負けることはないので、歯ごたえのある戦闘シミュレーションを楽しみたいならハード・クラッシックを選択するべきでしょう。

戦闘シミュレーションは、「戦場のヴァルキュリア」からすると物足りない内容ではありますが、トータルな評価としては育成と戦闘のバランスが良い上質な仕上がりのおすすめできるゲームです。

1周目終了まで約56時間。育成パート30時間・戦闘パート24時間といった感じです。前半の育成パートはフィールド上の全会話・全サイドクエストを拾っていきながらの手探りで進めたので結構時間を掛けた感じですが、2周目以降なら効率よく進めれば1/3程度で済ませそうなので多分30時間ほどで周回できる感じでしょうか。

一周だけでは拾いきれない要素もあり、担当のクラス変更によるストーリーの変化など周回プレイを前提とした作りで、トータルバランス・ゲームボリューム伴にいい感じに仕上がっているゲームと言えるでしょう。

ワタシ的には今の所2周目前半をプレイ中ですが、飽きることなく楽しめています。ゼルダ・ゼノブレイドに並ぶSwitchを代表するJRPG作品といっても問題ない仕上がりのゲームなので、Switchを持っているなら間違いなく遊ぶべき作品でしょう。


by カエレバ