3月2日に発売のPS4ゲーム「Horizon Zero Dawn」
4日から1週間あまり約60時間でエンディングを迎えました。このゲームは、周回前提ではなくエンディングまでプレイすると、エンディング前まで戻され引き続きゲームを続ける仕様になっています。
未消化のサイドクエストをプレイしたり、機械獣を狩ったり、後は自由に楽しんでね。って感じです。
原始的な人類と高度文明の名残が併存するアンバランスな世界観がおもしろい。
ストーリーは、
機械文明が高度に発達しながらも、大厄災にみまわれ文明が崩壊した1000年後の世界。機械獣が大地を支配し、人間たちは狩りをなりわいにほそぼそと暮らしている。機械文明の名残である埋もれた施設が点在し、人間たちはその場所を禁忌として避けていた。
主人公のアーロイは、生まれたときから親がなく親代わりのロストに育てられるも、村人からは異端者とされ差別と迫害を受けなていた。自分の出自を、母が誰なのかを知るためには、そのことを知るであろう村の長老に認められ話を聞く他ない。
長老に認められるためには、村を守る戦士となるための試練をパスすることで異端者の汚名を拭うしかない。試練を乗り越えるためロストにこの世界で生き抜くすべを叩き込まれる。
ある時、崖から転落したアーロイは、禁忌とされる過去の遺跡に迷い込んでしまう。脱出するために遺跡を探索し、死んでいる人を発見する。その人こめかみあたりにキラキラと光る美しい飾り物のようなものが付いていた。それは、過去の遺物で、そのデバイスを装着することによって魔法のような力を得られることを知る。
アーロイは、持って生まれた知性とロストに教え込まれた戦士として狩人としてのスキルと魔法のデバイスで一流の戦士として成長し、試練を乗り越え異端者の汚名を払拭するのだが・・・
探索を進めて世界の謎に迫る!奥深いストーリーにどんどんハマっていくプレイ感。
部族の代表として、部族の危機を救うべく旅に出ることを許されたアーロイが、この世界の成り立ちの謎と自分の出自の謎を解き明かしていくのが、ストーリーの骨子となっている。
なぜ、動物をもした機械獣がはびこっているのか。
禁忌とされる過去文明の遺跡は何なのか。
1000年前の大厄災で何が起きたのか。
アーロイは、何者なのか。
そして今、機械獣たちが暴走し始めている原因は。
などなど、この不自然な世界の謎を、世界をめぐり遺跡を探索し解き明かして聞く。
森・雪山・砂漠・湖など大自然の風景と埋もれた鉄の遺跡。
それらの描写が美しい。
おそらくオープンワールドゲームでは、最高でしょう。
人物の描写も表情が細かく表現されていたりとかなり精緻に描かれています。
槍と弓で機械の獣を刈る。シンプルな武器ながら工夫のいる戦闘が楽しい。
機械獣もかなりかっこいい。槍と弓が主な武器で、機械の獣を狩るという世界観。この様なアンバランスな世界を成立させるストーリーには、感服させられました。
戦闘のメインは、機械獣を狩ること。
武器は、槍と弓と罠。
まともに対峙していては、ほぼやられてしまいます。
デバイスの魔法の力、フォーカスを使って、弱点を探し。
弓で貫く。罠におびき寄せ仕留める。
スキルを積んでいくと、槍の一撃で大型の機械獣もダウンさせることもできるようになります。武器の種類は少ないですが、自分なりの戦略を組み立てて狩るのはなかなか新鮮です。
機械獣の狩りだけでなく、山賊の拠点を攻略したり、闇の組織と対峙したり、対人戦も結構あります。
ストーリー・描写・戦闘、誰もが楽しめるバランスの整ったオープンワールドゲーム。
ほとんど、不満なくかなりバランスの整ったオープンワールドゲームです。
あえて不満点を上げるとするなら、オープンワールドゲームとしては若干ボリュームが足りない感があることでしょうか。50〜60時間のプレイでほぼメイン・サイドのクエストを終えてしまいます。ボリュームとしてはスカイリムやフォールアウトには全く及ばないです。
ただ、このゲームに関してはその点はそれほど不満には感じません。納得のいくストーリーでエンディングを迎えて、十分な満足感を与えてくれます。練られたストーリーに美しい描写、バグもほとんど無くほんとに気持ちよくプレイできるおすすめのゲームです。