平成から令和をまたぐ10連休のゴールデンウィーク。終わってしまいました・・・
10連休を満喫された方、結局働き詰めだった方、それぞれのゴールデンウィークがあったことと思います。
私はと言うと、AbemaTVのアニメ一挙放送を流しながらひたすら「Days Gone」をプレイして過ごしていました。普段どおりといえばそれまでですが、合間に旧友と会ったり久しぶりの打ちっぱなしで筋肉痛になったりとそれなりに楽しくゴールデンウィークを過ごすことができました。
ナガラミではありますが、グリザイアやらハルヒやらReゼロやらとなつかしいアニメを改めて楽しむこともできましたしね。AbemaTVの見逃し配信なかなかいいですね。放送終了後なら好きなときに見れるのはありがたい。でも980円/月を払ってまでとは思わないので、無料の時にまた楽しませてもらいます。
DAYS GONE
評価はあまり芳しくないですが
平成最後のAAAビッグタイトル「DAYS GONE」。海外の評価を見てもあまりパッとしない感じで、若干プレイ意欲が削がれてしまったもののなんせ平成最後のビッグタイトルなもので遊ばないという選択肢はなく、面白くなければ速攻売っぱらえばいいと覚悟を決めて遊び始めたのでした。
ゲームジャンルは
オープンワールドサバイバルアクションRPG。
パンデミックで多くの人間がゾンビ化(感染者;フリーカー)した世界で生き抜く一人の男(ディーコン・セントジョン)の生き様が描かれます。生き残った人々はコロニーを作り協力して生き抜いていたが、ディーコンはコロニーに属さず賞金稼ぎとしてブーザーと二人でバイクでの旅を続けていた。パンデミックの日に生き別れ生死不明の妻・サラの情報を求める旅なのである。
しかし、相棒のブーザーが狂信者達に襲われ腕を負傷し旅をつづけることができなくなる。ブーザーの怪我が治るまでディーコンは一人コロニーの仕事を請け負い賞金を稼ぎながらサラの情報を探し求めるのであった。
というところから物語が始まります。
敵はゾンビだけではない
足の早いフリーカーの集団が襲いかかってくる様はまさに圧巻です。飲み込まれると一瞬で死んでしまいます。なので遭遇しないよう見つけたらすぐに避難です。はじめのうちは武器もスキルも貧弱で数体のフリーカーに囲まれれば死は確実です。背後から忍び寄り一体ずつ仕留め見つかればさっと逃げるの繰り返し。
敵はフリーカーだけではありません。野盗やリッパーと呼ばれる狂信者集団、狼や熊などフィールドに溢れています。リッパーにさらわれた仲間の救出や野盗の退治などコロニーからの依頼をこなし信頼度を上げることで上位の武器やバイクの仕様を購入できるようになり、依頼の報酬や狩りの報酬で賞金を稼ぎ武器やバイクなどの装備を充実させていきます。
能力強化はスキル取得とNEROの注入器
フリーカーや野盗を倒すとスキルポイントが得られます。ポイントが一定量貯まるとスキル取得が可能となり格闘や射撃やサバイバルの能力をアップすることができます。体力とスタミナ・フォーカス力はNEROの拠点や検問所を攻略すると得られる注入器を使用することで能力アップが可能となります。
敵を倒し拠点を攻略することが、このゲームの重要なミッションとなっているのです。
自然豊かな地方の田舎町をバイクで楽しむ
舞台となるのはアメリカの一地方。都会ではない自然豊かな田舎の地方です。山や川や湖、時々住宅街。鹿や狼や熊が普通にうろついています。美しい自然の中をバイクでのんびり流し風景を楽しむ、このゲームならではの味わいです。バイクを走らせているとフリーカーや野盗に絡まれている人がいて助けたり、フリーカーの巣を見つけて燃やしたり、鹿や熊を狩ったりハーブやきのこを採ったりと自分なりのバイクの旅を楽しんだりするのもいい感じです。ただ気を抜いているとフリーカーの集団に遭遇してやられたりもするのです。
移動にはバイクが必須です。徒歩でも可能ですがファストトラベルやクイックセーブができません。
野盗の拠点にあるシェルターを見つけるとそこにファストトラベルができるようになります。ファストトラベルをするためにはバイクが近くにある必要があり、移動距離に応じたガソリンの量が必要になります。また、近くに敵がいる場合はできません。必ずバイクでの移動が必要になっている絶妙なファストトラベル設定がなかなかいいのです。
バイクの近くにいるときはいつでもクイックセーブができます。オープンワールドゲームは複雑でバグ発生率が高いのでこまめにセーブできるのはありがたいですね。
このあたりの設定の秀逸さが「DAYS GONE」を遊びやすいゲームにしている要因なのでしょう。
序盤はまさにサバイバル中盤以降は・・・
ゲームの序盤から中盤くらいまでは、スキルや体力が低く武器も貧弱で弾丸も少ない。バイクのガソリンもちょっとしか入らないのであっという間にガス欠になる。少ない資源をやりくりしてなんとか生き延びている感じでまさにサバイバルなのです。
ところが中盤以降、体力や戦闘能力が上がり強力な武器も手に入るようになってくるとサバイバル感は薄れてきます。スナイパーライフルでの遠距離攻撃やマシンガンを撃ちまくりで敵を一掃できたりするのでサバイバルからどんどんシューティングによって行くのです。フリーカーの大群も爆弾で罠を張ったり音の出る爆弾に惹きつけて吹き飛ばしたり、ナパームで焼き払ったりとはじめの頃逃げ惑っていたのが嘘のよう。爆弾・ナパーム・マシンガンである意味無双的にやっつけることも可能になります。(一歩間違うと飲み込まれますけれど)
どこかでやったプレイ感ながら癖になる楽しさがある
「ラスト・オブ・アス」や「ダイイングライト」の劣化版などとうレビューを書かれていることが目につく作品ではありますが、確かにどこかでやった感を感じさせられるのも間違いではありません。個人的には「ファークライ3」に似ていると感じていたりするのです。主人公操作のもっさり感は「レッド・デッド・リデンプション2」ほどではないものの似た感じだし。
とはいうものの、バイク移動の快適さやわらわら湧き出してくるゾンビの大群は「DAYS GONE」でしか体験できない要素であり、基本同じことの繰り返しであるミッションもなぜか飽きることなくそれなりに楽しくこなせてしまうのです。このあたりの絶妙な遊びやすさが「DAYS GONE」の特質なのだと思ったりします。
初期のサバイバルなプレイ感から中盤以降はシューティング的プレイ感に変わっていくことで、同じようなミッションでも攻略方法に変化をもたせプレイヤーに飽きを感じさせることなくゲームを進めさせる要因になっているのしょう。さらに次の展開が気になるストーリー構成も秀逸なのです。
多分70〜80時間程度のプレイ時間でエンディングを迎えたと思うのですが、もう少し遊んでいようと思わせてくれるゲームで、個人的には「レッド・デッド・リデンプション2」よりも楽しめたゲームです。