ゲームと読書たまにはグルメ

PS5&Switch 読書はもっぱらミステリー

「レビュー」の記事一覧

罪の声 塩田武士:著 グリコ森永事件の事実の狭間をフィクションで埋め合わせた構成が絶妙

昭和史に残る劇場型犯罪「グリコ森永事件」を題材にしたミステリーで、第7回山田風太郎賞受賞・週刊文春ミステリーベスト10第1位・第14回本屋大賞第3位と注目のミステリー小説です。話題作ということでだいぶ前に購入していたので […]

テレ朝ドラマ未解決の女の原作・麻見和史/著「警視庁文書捜査官」シリーズはちょっと異色の警察小説

警視庁文書捜査官シリーズ 2020年7月現在、シリーズ7作品が発表されています。タイトルは以下のとおりです。 警視庁文書捜査官 2015年1月31日 永久囚人 警視庁文書捜査官 2017年3月25日 緋色のシグナル 警視 […]

紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官 川瀬 七緒:著

法医昆虫学捜査官シリーズ第6作目の作品です。赤堀涼子絶好調です。 紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官 あらすじ 東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。住人の遠山という高齢夫婦とその客人のものと […]

山魔の如き嗤うもの 三津田 信三:著

刀城言耶シリーズ第四弾の長編ホラーミステリー。このシリーズは外れがありませんね。 山魔の如き嗤うもの 前作の「首無の如き祟るもの」で起きた事件の山村に向かう途中の列車内で山魔(やまんま)の伝承を聞きつけ急遽行き先を変更し […]

錆びた滑車 若竹七海:著 あらすじ(ネタバレ)と感想

シリーズ2作目の長編「さよならの手口」を久しぶりに手を付け、葉村晶シリーズの面白さを再確認したところで「静かな炎天」「錆びた滑車」と一気読みと相成りました。「静かな炎天」も面白いのですが、ワタシ的にはやっぱり長編が好きな […]

さよならの手口 若竹七海:著 あらすじ(ネタバレ)と感想

「悪いうさぎ」の読後から約1年。やっと2作目の長編「さよならの手口」に取り掛かることができました。2020年1月から「世界で最も不運な探偵 ハムラアキラ」のタイトルでドラマ化されていたのですね。気が付かなかったのですがた […]

かがみの孤城 辻村深月:著

辻村深月氏は、直木賞受賞など日本を代表するミステリー作家なので、私としても多くの作品に触れていてもおかしくはないのです。ところが、なぜなのかよくわからないのですが、いまいち相性が良くないのか辻村作品に手が伸びないのです。 […]

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」14巻でシリーズ完結!あらすじと感想 アニメもおすすめです♪

シリーズが完結するとわかっていたので、なかなか手がつけられず発売から3ヶ月がたち、4月からアニメの完結編シーズン3が始まることを知りそれまでに読んでおこうと決心し読み終えることができました。 2011年から9年で完結し […]

「首無の如き祟るもの」三津田 信三:著 あらすじ(ネタバレ)と感想

「厭魅の如き憑くもの」「凶鳥の如き忌むもの」に続く刀城言耶シリーズ第三弾の作品です。三津田作品は、ホラーミステリーとして唯一無二の作風で数冊読んでファンになり、刀城言耶シリーズも割引を使えるときにまとめ買いをしていてまだ […]

「図書館の殺人」青崎有吾:著 あらすじ(ネタバレ)と感想

裏染天馬シリーズ、「体育館の殺人」「水族館の殺人」に続く長編第3弾。ライトに読める本格推理小説としてそこそこお気に入りのシリーズなのです。 図書館の殺人 あらすじ 九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被 […]

高校事変Ⅰ〜Ⅳ 松岡圭祐:著

松岡圭祐といえば「催眠」や「千里眼」シリーズが大好きで、ヒロインの岬美由紀の活躍に夢中になっっていたのですが、これがほぼ20年前というのが驚きです。他にも最近だと「探偵の探偵」や「万能鑑定士Qの事件簿」など女性主人公が活 […]

thegoodwife グッド・ワイフ

Amazon Prime Video で観た「BOSCH」がなかなかおもしろかったので、次に見るものを探していたところ目に止まったのが「thegoodwife」でした。ちょっと前に常盤貴子主演のテレビドラマ「グッド・ワイ […]

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

「【映画】青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の記事で「青春ブタ野郎シリーズ」と映画の感想をざっくりと書かせてもらいました。よく練られた絶妙な構成の小説であるとおすすめしたので、ここでは小説の概要とストーリーの流れを […]