VR専用タイトル「V!勇者のくせになまいきだR」PS4

この週末、特に日曜日の夜は台風がすごかったです。

雨は降り続き、かなり強い風が吹き付け、月曜日には昼前でも鴨川の水位がMax状態で降水量の多さを実感させられました。道路もあちこちで渋滞が起こっていて、道端には木くずやゴミが散乱している状態で、京都市内にこれほどの台風が来るのはほんとに珍しいことです。

そんな中で、日曜日には総選挙があり、雨風の中投票に行くのはかなり面倒と思いましたが国民の義務は果たさないといけないということで、なんとかかんとか投票所に足を向けた次第です。

てな感じで、この週末は投票以外は外出することもなく、金曜日の帰りにヨドバシで手に入れた「V!勇者のくせになまいきだR」のプレイと読書でのんびりだらだらの理想的な週末を堪能したのでした。

ということで、今日は「V!勇者のくせになまいきだR」を紹介しさせていただきますね。

「V!勇者のくせになまいきだR」とはどんなゲームか

PSVR専用タイトルで、初めてのリアルタイムストラテジーゲーム(シュミレーションゲーム)です。

小さな箱庭世界にはお城を中心に砦や街(家)が所々にあって、お城の対極に魔王が塔を出現させてゲームが始まります。魔王軍は塔を拠点に魔物を育てて、お城に攻め入ります。対してお城からは勇者たちが魔王軍に向けて王様を守るべく攻めてきます。

プレイヤーは、魔王軍となってお城お攻め落とす側です。魔王軍がお城を攻め落とせばクリア。塔を攻め落とされるとゲームオーバーとなります。

V!勇者のくせになまいきだR

ジオラマのような可愛らしいプレイフィールド:playstation.com より

操作は簡単だが魔物を増やすにはコツがいる

魔物の塔のまわりが魔王軍の陣地となります。陣地のまわりに魔物の巣を配置して少しづつ陣地を広げていきましょう。魔物はより弱い魔物を食べて成長するという食物連鎖のルールがあり、まずは一番弱いエレメントやニジリゴケの巣を魔しずくを出す植物の近くに配置して魔物を増やします。そこそこ増えるとそれらの魔物を好んで食べるリリスやガジガジムシの巣をその近くに配置し、それを繰り返して強い魔物を増やしていきます。食料がなくなると魔物たちは消滅していきます。

勇者のくせになまいきだ

魔物たちの食物連鎖:playstation.com より

そこそこ魔物が増えてきたら、家や砦を攻める指示を出しましょう。すると魔物たちが勝手に指示した場所を攻めにかかります。制限時間内に攻め切れば魔王軍の新たな拠点になります。強い勇者がいたりすると攻めきれずに失敗することも。そうやって陣地を広げ期限内にお城を攻め落とします。

魔物の巣を配置するにも、拠点を攻めるにもポイントを消費するため、ポイントが溜まっていないとそれらの指示を出せないのです。

勇者のくせになまいきだ


「神コン」数字や黄色い星の表示をためないと進軍できない:playstation.com より

VRを持っているなら絶対プレイするべきタイトル

「バイオハザード7」「サマーレッスン」に続き、私的VRおすすめタイトルにラインナップされました。今PSVRを購入したなら是非とも体験すべきタイトルでしょう。

「バイオハザード7」は、恐怖感を。
「サマーレッスン」では、コミュニケーションの体験を。

この「V!勇者のくせになまいきだR」では、ジオラマのような立体的な箱庭とフィギィアのような造形を楽しむことができます。

勇者のくせになまいきだ

フィギィアのような魔王と勇者たち:playstation.com より

フルボイスでの魔王とムスメとのコミュニケーション体験、特に娘は真横に立ってほんとに会話しているように感じさせられ、じっと見つめるとツンデレな対応や休憩を促すような会話を始めます。その仕草がほんとなかなか可愛らしんですよ。プレイ動画を貼り付けておきますので雰囲気を確認してみてください。

ジオラマのよな箱庭の中で動き回る魔物や勇者たちは、可愛らしく「神コン」に吸い込むと手元で見ることができたりします。

ゲーム的にも面白くはあるのですが、ステージが確か15程度と少なくて半日程度でクリアできます。難易度設定を難しいにしても魔物のレベルがすぐにMaxまで上がるので「S」クリアもそれほど難しくありません。なのでゲームとしてのやりこみ要素はそれほどないでしょう。なので、長く楽しみたいなら弱い魔物限定などの縛りプレイで「S」クリアをめざすとか自分なりの工夫が必要かもですね。

数少ない全く酔いを感じさせないVRゲーム

「V!勇者のくせになまいきだR」は、「サマーレッスン」同様に全く酔いません。なので3〜4時間プレイしても、目は疲れますが、気分が悪くなることはありませんでした。シューティングやドライブなど動きが激しいゲームもVRの醍醐味なのでしょうが、いかんせん気分が悪くなるのでプレイしたいと思わないのですよ。

なので、「V!勇者のくせになまいきだR」のプレイスタイルは、VRゲームの一つの方向性を示すジャンルとしてこれからも期待したいです。