1年遅れの「逃げ恥」ロスで新年を迎えました。

あけましておめでとうございます。

年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は1月5日の仕事始めを挟んでの年末年始10連休。ダラダラグダグダを堪能していました。

約1年前、YOUTUBEで「恋ダンス」旋風を巻き起こした「逃げるが恥だが役に立つ」が年末年始一挙放送されました。私的には「逃げ恥」も「恋ダンス」もリアルタイムでは全くのノーチェックで、何を世間ではそんなに騒いでいるのかと不思議に思っていたものでした。

東京エリアでは12月31日と1月1日の2日間での放送だったようですが、関西では変則で12月29日に1話2話、30日に3話4話、1月2日に5話〜9話、3日に10話11話、が放送されました。

「逃げるが恥だが役に立つ」年末一挙放送がニュースになっていたので、知ってはいたのですが個人的にはそれほど関心があったわけではなく、29日に昼過ぎに起き出してたまたまテレビを点けたらちょうど「逃げ恥」の放送が始まったところでなんとなく見始めたのが運の尽きでした。

1話2話でぐっとつかまれ、見終わってすぐに3話以降の録画予約をしていました。

30日に4話を見終わって、どうしても続きを見たくて動画サイトを探して31日に全話見終わり、更に2日3日の放送に合わせて2回めの一気見をしていました。さらにそれであは飽き足らず3日の夜にはネットカフェで原作コミックも一気読み。年末年始休暇は「逃げ恥」に始まり「逃げ恥」で終え、そして「逃げ恥」ロスとなったのでした。

逃げるが恥だが役に立つ

amazon より

何がそんなにおもしろいのか?

ドラマを見てから原作コミックを読んでみて良くわかったのですが、野木亜紀子氏によるドラマの脚本がほんとによくできているということ。私は第一話のつかみでやられたわけですが、私のような方も少なくないはずです。1時間ほどで視聴者の心をがっちり掴んで早く続きを見せて!と感じさせるストーリー展開。ポイントとなる台詞を全く違うシーンで語らせたり、フリーマケットの話しをラストに持ってきて、森山みくりは「小賢しい」をキーワードにイメージを作り、最後に平匡にそれを否定させることで感動のシーンを演出したりと、流れを大きく外すこと無くメリハリを効かせた絶妙なアレンジで原作では冗長になりがちなストーリーをギュッと凝縮させ、よく練られた濃厚でテンポの良い物語に仕上げられているのです。

森山みくり

amazon より

そして何より森山みくりが新垣結衣が可愛すぎる!自称プロの独身・平匡(星野源)との恋の駆け引きの何とも言えないムズムズさ加減が秀逸。それに絶妙なキャスティング。古田新太、石田ゆり子、富田靖子ほかどれもピッタリの役どころで文句の付け所がありません。契約結婚の仮面夫婦、年の差カップル、ごく普通の夫婦、ゲイ、高齢童貞、高齢処女、キャリアウーマン、契約社員、シングルマザー、帰国子女、様々な個性の絡み合いがうまく描かれていて、見る人それぞれに何処かに共感ポイントを感じ取ることがでるのではないでしょうか。

ラブコメという分野のドラマでは、近年まれに見る上質なドラマといえる作品です。年末年始での一挙放送が企画されそこで高視聴率を上げられるだけの実力は納得です。

ほかに、「君の名は」が地上波初放映も話題になってましたね。この作品も1年前の大ヒットアニメ映画ですが、私的にはDVDで見ればいいか程度で、今回放送されるならレンタルせずに済んだくらいの認識で、お陰でなんの前情報もないままに見ることができました。

観る前には、タイトル・男女入れ替わりと、若干のあざとさを感じていたりしたのです。が・・・実際に「君の名は」を観ればそんなところは超えている作品でタイトルもこれ以外ないと思わせられる出来栄えでした。ストーリーはというか設定が結構複雑です。なので一度見ただけでは後で明かされる伏線の回収がどんなふうにまかれていたのかが気になって2度3度と映画館に足を運んだ方も少なくないのではないでしょうか。

この「君の名は」という作品は、平たくストーリーを語るとそれほど特別な物語でもなく王道とも言えるストーリー展開のお話です。それが「君の名は」と言うタイトルの映画として観せられると特別な唯一無二の物語に感じさせられるのです。それはストーリー構成が完璧でどう見せれば一番面白いかを計算しつくされ作り上げられた映画だからなのでしょう。新海誠監督と川村元気プロデューサーという才能の融合の賜物ですね。

後は、「相棒」お正月恒例スペシャル。はずせませんね。

それと、「クリミナル・マインド12」を一気見。

そんな感じで2018年お正月は、ドラマ三昧で過ごしました。