Fate/stay night heaven’s feel Ⅲは 迫力の戦闘と映像美に魅せられる作品

いや〜、ほんとにすごい作品です。Fateシリーズ完結作品にしてシリーズ史上最高の出来栄えといえる作品になっています。息をつく暇もないストーリ展開、迫力の戦闘シーン、魅入られる映像美、あっという間の2時間でした。

アニメ映画ファンならとりあえず見とけ!と言いたいところですが、この作品単体で見てもその魅力は半分も伝わらないでしょう。(映像の美しさと迫力は存分に味わえるでしょうが)せめて、劇場版のⅠ・Ⅱだけでも、できれば Fate/stay night シリーズのTVアニメを見てからにしてくださいね。

覚醒した黒桜のイラストがもらえました。

Fate/stay night について

私は、Fateシリーズにはほとんど触れてきませんでした。7人の魔術師が過去の英霊を召喚して聖杯をめぐる戦いを繰り広げる伝奇物語で、成人向けPCゲームから派生しアニメ化された人気作品ということくらいの認識だたのです・・・この夏のお盆の長期休暇までは。

Netflixでみたいアニメ作品をほぼ見尽くして、さて次は何を見ようかと迷っていたところ目についたのが Fate/stay night で、はじめに見たのが Fate/stay night Unlimited Blade Works でした。なかなかおもしろい作品で興味が膨らみ、他にもFate/stay nightFate Zero といったよく似た作品もあることからちょっと調べてみることにしたのです。

そこではじめて知ったのですが、アニメのFate/stay night シリーズは、ゲームのFate/stay nightの分岐ルートをなぞってアニメ化されているということでした。

  • 1作目 Fate/stay nightは、セイバールート
  • 2作目 Fate/stay night Unlimited Blade Worksは、遠坂凛ルート
  • 3作目 Fate Zeroは、Fate/stay nightにつながる前日譚ということなのです。(養父・衛宮切嗣の物語)
  • 劇場版 Fate/stay night heaven’s feelは、間桐桜ルート

ということで、Fate/stay night の世界観や登場人物達の関係性の理解を深めながら楽しむためには、上記の制作順に見ていくのがいちばんオススメということになります。

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Fate/stay night heaven’s feel

以下、ネタバレあり

TVアニメ版は、Netflixで一気観した後、「劇場版Fate/stay night heaven’s feel Ⅰ&Ⅱ」は、AbemaTVで無料公開されていたのを視聴して、「劇場版Fate/stay night heaven’s feel 」を観るためMOVIX京都に足を運びました。

映画館で観た「劇場版Fate/stay night heaven’s feel 」には、出だしからその美しい映像表現と迫力に引き込まれそのままラストまで持っていかれた感じです。TV画面で観るのとこれほどまでの違いがあるのかと唖然とさせられ、できるならⅠ・Ⅱ・Ⅲを続けて映画館で観たいと心から思わされました。

Fate/stay night は、主人公である衛宮士郎の正義を問う物語と言えるでしょう。Fate Zeroでは、養父である衛宮切嗣の万人を救うためなら大切な人であっても犠牲にする正義が描かれ、Fate/stay nightでは、切嗣の思いを引き継いだ自分を犠牲にしてでも困っている人すべてを救う正義の味方になるという歪んだ士郎の正義が描かれます。さらにUnlimited Blade Worksでは、その士郎の思う正義が行き着くであろう姿が示されます。

そしてheaven’s feelでは、悪となった(大量殺人を行う)大切な人とその犠牲になるであろう見知らぬ弱者みんなを救う正義の味方であろうとする自身の思いの間に苦悶する士郎が描かれるのです。シリーズのエンディングストーリーということで全2作とは一線を画す重い物語が繰り広げられます。

間桐の魔術の犠牲にされ蟲に侵され続けたおぞましい桜の真実。最強のサーヴァントを呼び出すための器となりはて人間を襲う桜。そのサーヴァントによって闇落ちさせられマスターである士郎や凛と敵対することになるセイバー達サーヴァント。かなり鬱なストーリーが展開されていきます。

主人公である衛宮士郎は、Fate/stay nightでは最弱のマスターとして凛やセイバーに助けながら成長していくのですが、その実態はゲームを覆すジョーカーで、heaven’s feelでその無敵ぶりを存分に発揮するのです。

ゲームでは、〜Unlimited Blade Works〜 〜heaven’s feel〜ともノーマルエンドとトゥルーエンドがあり、アニメでは〜Unlimited Blade Works〜はトゥルーエンドが描かれています。〜heaven’s feel〜は、どうなるのかと公開前にファンの間で話題になっていたようですが、劇場版ではトゥルーエンドが描かれました。

原作を知らない私がエンディングに抱いた感想は、実は???なのです。そう、映像で語られ最後はみんなでお花見をするシーンで終わるのでハッピーエンドであるのは理解できるのです。が・・・イリヤのどんな形であっても生き続けたいか?(的な問)という問いかけに、士郎は生きたいと答え聖杯が破壊され跡形もなくなります。その後、凛と桜が二人で世界を旅する映像が続き、箱に入った人形が送られてきて、その後みんなと一緒にいる士郎が描かれています。

はっきり言って、これだけでは何が起こったのか全く理解できないのです。で、調べてみると・・・

イリヤが聖杯を破壊すると同時に士郎の魂を体から抜き取り再生できるように魔法を施したのです。それがイリヤと士郎の問答の生きたいという士郎の思いを汲み取ったもので、そのことを知った凛と桜は世界を旅しながら士郎の魂を再生させるすべを探し、ロンドンの時計塔から取り寄せた人形に士郎の魂を定着させ士郎を再生することに成功した。という流れのようです。(自分ではこんな感じで理解したのですが・・・)

heaven’s feelの桜ルートは、ゲームではエログロな表現で描かれているかなり鬱で重いストーリーらしく映像化するのは不可能とファンの間では言われていたようなのす。それを映画三部作として6時間あまりで描ききった須藤友徳監督の手腕を高く評価するコメントも多く、私にとってもFate/stay night heaven’s feelは、アニメ映画史上に残る名作であるとおすすめしたい作品になりました。

ぜひ、うわさのゲーム本編も試してみたいと思っています。

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