「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は”腸”大騒ぎ!を観に行ってきました。

「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!

細胞擬人化アニメーション
体内激震のスペクタクル大“腸”編、開幕!

月刊少年シリウス(講談社)にて連載中の『はたらく細胞』は、
人間の体内を舞台とした清水茜の漫画作品。
2015年の連載開始より、その魅力あふれる世界観とキャラクターが人気を博し、
2018年にはTVアニメ『はたらく細胞』(アニメーション制作:david production)がオンエアスタート。
誰もが共感できる細胞擬人化アニメーションとして、国内だけでなく、
全世界において大きな話題となった。

今作は原作コミックス第5巻に描かれているエピソードを、
テレビシリーズのオンエアに先駆けて公開する先行上映版。
胃、小腸、大腸といった消化器官を舞台に、細胞たちの壮大な物語が描かれる。

https://hataraku-saibou.com/#story

TVアニメシリーズの第一期と2021年1月開始予定の第二期の間をつなぐのが劇場版「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は”腸”大騒ぎ!です。

人体内の細胞活動を擬人化して人の健康や死生観を描いたアニメとして評価の高い作品です。目の付け所が素晴らしく白血球と細菌の戦いをアクションエンターテイメントとして描き切りながら医療的な考証もしっかりなされているすごい作品です。

なんと言っても細胞の働きを的確に表したキャラクター設定がすごいとしか言えません。主人公的位置づけの赤血球白血球、可愛らしいキャラクターの血小板ちゃんなどよく考えつくものだと感心させられます。

ストーリー

今回の主人公は、一般細胞乳酸菌です。見つかれば白血球に排除される対象の乳酸菌の子どもたちを一般細胞が助けて仲間のもとに届けるべく腸に向かうロードムービー的物語になっています。

腸の中は悪玉菌に支配され有害物質が排出されそれをもとにがん細胞が復活して力をつけ再び体の破壊を企みます。それに気づいた白血球とやキラーT細胞ががん細胞の立ち向かうのですが腸内環境の悪化による有害物質の供給で力をつけるがん細胞にはなかなか歯がたたないのです。

一方、一般細胞に助けられた乳酸菌の子どもたちは、いろんな障害を乗り越えなんとか仲間のもとにたどり着き乳酸菌の仲間たちとともに悪玉菌をやっつけ腸内フローラを取り戻すのでした。

感想など

感動の大作などという作品ではありませんが、小難しい体の働きを擬人化してわかりやすくビジュアル化しエンターテイメントとして楽しむということを成し遂げた作品として、私的にはかなり評価の高い作品です。

これほどに楽しみながら体の働きの理解を促せることに驚きさえ覚えさせられます。それだけに作者の方の医療的な考証とエンタメ的な見せ方の折り合いをつける苦労は計り知れないものがあることは想像に難しくありません。

乳酸菌の様々な働きを、可愛らしいキャラクターとしてわかりやすく描ききっているのには本当に驚かされます。悪玉菌・善玉菌・日和見菌・腸内フローラなど腸内環境についても大変わかりやすく、医療アニメとして多くの方たち特に子供たちにはぜひ見てもらいたいアニメ作品であると強くおすすめします。

2021年1月放送開始予定の「はたらく細胞!!」第二期も楽しみで待ち遠しいです。

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