発売3日間で7億2500万ドル(820億円)を売り上げたそうですね。「レッド・デッド・リデンプション2」すげー!GTA5の10億ドルに次ぐ歴代2位の記録です。当然本年度1位のビッグタイトルになりました。
当然、私も発売日に手にして遊び始めています。驚きなのが、ディスクが2枚組なところです。一枚では入り切らないとは・・・すごいゲームが出てきたものです。
「レッド・デッド・リデンプション2」は、どんなゲームなのか。
2010年に発売された「レッド・デッド・リデンプション」の続編です。PS3での1作目を遊ばれた方ならおわかりと思いますが、アメリカの西部開拓時代を舞台にしたオープンワールドRPGです。「レッド・デッド・リデンプション」の前日譚で、開拓時代が終演を迎え文明都市が発展しはじめ時代の波に追いやららつつある開拓民のギャング達が必死に生き延びようとする姿が描かれています。
西部の町ブラックウォーターでの強盗に失敗して、5月にもかかわらず雪深い山を法執行官から馬車で逃げるダッチを首領とするギャングの一行があった。金も食料も尽きながらも安住の地を求め足を進める。一時的にでもしのげる土地を見つけ、狩りをして食料を調達し盗みや強盗で金品を得てなんとか食いつないでいる状況をチュートリアルとしてゲームプレイが始まる。
主な移動手段である馬の乗り方、銃や弓・ナイフの使い方、狩りや釣りをして食料や衣類の材料を集め、列車強盗や盗みをして金品を得る。チュートリアルではダッチの右腕の主人公アーサー・モーガンとして基本的な操作方法から「レッド・デッド・リデンプション2」の世界感やこの世界で生き延びるすべを学びます。
リアルを追求するとこうなる・・・を示したゲーム
快適な操作感のゲームってどんなことだと思いますか?
例えば、箱に入っているアイテムを取ろうとした時、近づいてボタンを押せば箱の中身を全部いっぺんに自分のアイテムボックスに入れてくれる。
例えば、回復薬などを作る時作業台に近づいて材料を選んで作成数量を指定してボタンを押せば出来上がり。
などなど、多くのゲームは特にパターンの決まった反復するような作業は極力簡潔に効率的にこなせるように設定することによって作業感を減らしスムーズな流れでゲームを楽しめるように工夫されています。
ところが、この「レッド・デッド・リデンプション2」というゲームは、快適な操作感を捨ててまでもギリギリまでリアルな表現にこだわった作りをしています。
例えば、チェストの引出しは一つずつ開け、アイテムを取るのも一品ずつ三角ボタンを押していく必要があります。狩りをした動物からアイテムを取るのもいちいち皮を剥ぐリアルな動作のインサートが入ります。調理したり食事をしたり薬草を摘んだり一つ一つの動作にそれぞれのリアルな動作のインサートが入り、いずれもカットはできないのです。
これだけを聞くとかなり面倒な操作を強いるゲームに聞こえるでしょう。確かにはじめのうちは面倒に感じてしまうこともあったりします。でもなぜだかなれてきてそれが普通の操作に感じそれほどストレスを感じないのです。現実の動きをゲームでの操作上の動きで表現する際にストレスを感じないギリギリのリアルな動作の表現を追求した結果なのでしょうか。
移動についても同じです。拠点からのファストトラベルができたりしますが選択した場所に行けるだけで原則馬に乗ってのフィールド移動となります。(ゲームが進むと拠点以外からできたりするようになるのかもですが不明です)クエストの半分は移動と言ってもいいくらいお馬さんに乗っている時間が長いのです。なので馬たちにも愛着が湧いてきたりします。狩をするのにも徒歩で動き回る必要があります。
これもはじめのうちは馬ばっかり乗っているなーと感じたりもするのですが、不思議なことにだんだんなれてきます。
いままで遊んだゲームで、こんな感じの設定なら間延びしてイライラが募るのではないかと思うのですが、「レッド・デッド・リデンプション2」ではそれほどでもなく、のんびりフィールドを歩き回りながら狩りや採取をするのも楽しいのです。
これがなぜなのかなぁーと考えてみたのです・・・
人物や動物・機関車などのリアルな動き、風や雨の天候の変化や風景・時間など大自然の流れ、すべてが違和感を感じさせないリアルさでゲーム全体が統一された流れでまとめ上げられているからなのではないかと考えます。ゲーム内でのリアル感と操作ストレスのバランス調整が絶妙なゲームなのでしょう。
その結果が、ディスク2枚に現れているんでしょうね。