「Skylim VR」残念ながら断念します。

「Skylim VR」ちょっと甘く見すぎていました。

「バイオハザード7」での長時間VRプレイを経験していたので、「Skylim VR」もプレイスタイルはよく似ているからまず大丈夫だろうとタカをくくっていたのです。

「RIGS」など動きの激しいVRゲームでは、VR酔いがひどく全く遊べなかったのですが、「バイオハザード7」や「勇者のくせになまいきだVR」は、全く酔を感じること無くプレイできていました。「Skylim VR」もフィールドをゆっくりと歩き回る感じで遊べば酔うことはないだろうと思っていたのですが・・・・・

ヘルゲン砦であわや処刑というところでドラゴンの襲撃にあい、命からがら逃げ出すところから物語が始まります。地下の洞窟を抜けて最初の町リバーウッドに向かうのですが、洞窟を進むうちに気分が悪くなり、洞窟を抜けたところでダウンしてしまいました。ほんの1時間程度で「RIGS」に匹敵するくらいの悪酔いです。

2日目は前日の悪酔いを受けて、酔い止め薬を準備して30分前に服用して万全の体制で挑みました。トンネルを抜けたところからリバーウッドに入りホワイトランに向います。酔い止め薬の効果はテキメンで前日のように気分が悪くなることはありませんでしたが・・・・・

ホワイトランに到着したあたりで頭がクラクラしてきて再びダウン。

「Skylim VR」とは、根本的に相性が悪いようです。

「バイオハザード7」では全く酔わないのに、「Skylim VR」ではどうして悪酔いするのか?想像するに、情報量の違いと移動スピードではないかと思うのです。

スカイリムのフィールドは自然豊かで刻々と景色が流れるように変わっていきます。移動スピードは駆け足程度。複雑な景色の情報がVR表示ではかなり荒い映像となって流れていくため視覚情報と脳の処理の間に微妙なズレが生じているのではないかと考えます。「バイオハザード7」では、薄暗い室内をゆっくり移動することが多かったのでそれほどずれの幅が多くなく大丈夫だったのでしょう。

酔い止め薬を飲むことによって酔は抑えられても、朝昼晩と複雑に変化する景色の情報が脳に与える影響が大きく普通以上に疲れを感じてしまったのでしょうね。風邪気味の体調も影響したのかもしれません。

2日続けて1時間ほどでダウンしてしまい、大きくプレイ意欲が削がれてしまったわけで、気分が悪い辛い思いが刷り込まれてしまい、当分「Skylim VR」をプレイする気分にはなれない感じです。

ムーブでのプレイですが、操作方法に馴染むまで時間がかかり、PS3用に購入した1本は40分ほどで接続が切れてしまい(原因不明、バッテリーが弱っているのかも?)全く操作できなくなってしまいました。なのでムーブでのプレイがおもしろいのかどうかの判断に至るまでにムーブと体調がだめだめになり、評価できないとしか言いようがありません。ちゃんと試すためにはやはり新しいものをもう1本購入する必要がありそうです。

今回の事で得られたことは、「酔うか酔わないかはやってみないとわからない。」と言うことと「酔い止め薬はVR酔いにも有効である。」と言うことが実感できたことでしょう。VR酔いについては「Skylim VR」は全く大丈夫だったという方も「バイオハザード7」の方が酔ったという方もおられるようで、おそらく個人差が大きく一概には判断できないことのようです。

とりあえず、落ち着いたら設定を色々といじってみて、快適にプレイできるセッティングを探してみようと思っています。ほかにもプレイしたいゲームがあるのでスカイリムはしばらくおあずけです。