「イースⅧ -Lacrimosa of DANA-」PS4

「イースⅧ」は、「Playstation Store 2本同時購入で50%OFF」セールの時に

「魔界戦記ディスガイア5」と一緒に2本で、20%OFFクーポンも利用して 4240円 で購入したものです。Amazon で、「イースⅧ」だけでも¥ 5,924- なのでかなりのお買い得で手に入れることができました。

「イース」シリーズは、日本ファルコムの「軌跡」シリーズとならぶ人気タイトルとは認識してはいたのですが、「イースⅧ」まで一度もプレイしたことがありませんでした。PS4版の「イースⅧ」が発売されAmazonレビューでも高評価だったので機会があればと購入機会をうかがっていたのです。

とりあえず55時間ほどプレイしてノーマルエンドで1周を終え、感想でも書いておこうかと思います。

「イースⅧ -Lacrimosa of DANA-」はどんなゲームなのか

一言で言うと、日本ファルコムらしい ー ザ・ジャパジーズRPG ー です。

プレイ感は「軌跡」シリーズとほとんど同じ感じです。アニメチックな人物描写・フィールドの描写やオブジェクトの配置・戦闘の操作感などなど、そういう点では違和感なくすんなりとゲームに馴染むことができました。

物語は、客船が難破して乗客たちが無人島に流れ着いて、サバイバルの後脱出するまでが描かれます。主人公のアドルが仲間とともに流れ着いた乗客を探し、脱出のための船を作ったり、食料を集めたりしながら無人島を探索します。隔絶された無人島は、古代種と呼ばれるすでに絶滅したはずの恐竜のような怪物たちが生息し、アドル達が拠点としている漂流村にも攻め入ってきます。

どうして古代種達が生息しているのか?

それは、流れ着いた無人島がアドル達が暮らす世界の根源、過去から連綿と続き繰り返されて来た種の淘汰と進化の知られざる定めを司っており、まさに人類淘汰の時を迎えようとしているその前ぶれであった。過去の淘汰に抵抗し時を越えて存在するダーナの協力を得て、アドル達は人類淘汰の時を阻止すべく行動を開始する。

7まで続いている「イース」の物語を全く知らないまま「イースⅧ」をプレイしましたが、今作はおそらく予備知識無く楽しめるストーリーだと思います。もしかしたら過去作を知っていれば面白さが増す場面があるのかもしれませんが、そのあたりはほとんど意識させられること無くプレイできました。

サクサク進むプレイ感と多彩なフィールド

フィールド移動時の読み込みが早くほとんどストレスを感じることはありません。(読み込み時に解説が表示されますが読んでいる間もないです。)移動スピードも早く、戦闘も爽快でサクサクと進められるプレイ感はなかなかいいですね。

フィールドも平原・海岸・密林・山岳・洞窟・建造物などなど多彩で、冒険を進めアクセサリーを手に入れることで高くジャンプができたり、泥の上を歩けたり、水中で行動できたりと行動範囲が広がっていきます。また、ダーナとの意識共有によりダーナが生きた太古の世界とつながり、そこでのダーナの行動が現実世界のアドルたちの世界に影響を及ぼすといったおもしろいギミックがあったりします。

拠点となる「漂流村」も、漂流者を見つけることで発展していきます。医者は薬を作り、鍛冶屋は武器や防具を作る。商人がアイテム交換に応じてくれたり、種を巻いて畑で作物を作ったりして冒険の装備がどんどん充実します。時空を超え存在するダーナの理力を使うと瞬間移動による高速移動も可能になります。

エンディング分岐について

注:ネタバレあります

55時間あまりで迎えたエンディングは「ノーマルエンド」でした。エンディングを迎えるとその時点でデータをセーブし、そのデータを引き継いでゲームプレイを続けることができます。

6章のエンディングを迎える最終ステージ手前からプレイ再会。

最初からプレイを始める。

が選べます。

ちょっと調べてみると・・・

エンディングの分岐は、「名声」値によって決まるようです。

「名声」は、クエストをこなしたり仲間との絆を深めたり迎撃戦をこなしたりすることで高くなっていきます。74以下で「バッドエンド」75〜199で「ノーマルエンド」200以上で「トゥルーエンド」となっています。

名声値は、設定にある冒険日誌のヘルプのレコードで確認できます。

「ノーマルエンド」時点で170ちょっとだったので、6章から再スタートして地図を100%にして、新しく加わった寺院地下のダンジョンをクリアして、プレゼントを買い込んで全員にプレゼントを渡して高感度をMAXにすると210以上になりました。+10数時間で「トゥルーエンド」をむかえることができました。

「バッドエンド」をプレイするには、最初から名声を揚げないようにプレイする必要がありますが、「トゥルーエンド」後ギャラリーで「バッドエンド」の動画を見ることができるようになり内容がわかるのであえてプレイし直す必要はないでしょう。

ちなみに「エンディング」の違いは(ネタバレ)

「トゥルーエンド」は

女神の目覚めにより世界が再構築され以前の世界がないものとなりアドル達から「ダーナ」の記憶が一旦なくなるが、女神の計らいにより「ダーナ」の記憶を取り戻し、(ダンジョンクリアによって)さらに女神となった「ダーナ」との再開も叶えられる。再開によって「ダーナ」と「アドル」が交わした「自分の言葉でお別れを告げる」という約束を果たすことがかなう。

「ノーマルエンド」は

女神によって記憶は戻るが、女神となった「ダーナ」との再会はかなわない。

「バッドエンド」は

アドル達は「ダーナ」の記憶をなくしたまま、無人島を去っていく。

「トゥルーエンド」さえ見れば、後はギャラリーで動画を見て確認すればその部分の違いだけなのでエンディングを気にしながらプレイする必要性はほとんどないかと思われます。

トゥルーエンドのプレイ動画

「イースⅧ」のおすすめ度は

JRPGがお好みの方なら間違いなくおすすめできる作品です。日本ファルコムのPS4タイトルは「閃の軌跡」くらいしかやっていませんが、「イースⅧ」の方が遊びやすいように感じています。フィールド移動の読み込みも早く移動や戦闘もサクサク感がありストレスを感じることはほとんどありません。

無人島を隈なく探検し道を阻む困難を乗り越えて脱出するというわかりやすいストーリーに進化と淘汰に関わる先人達の物語が絡まり過去と現在が交差する物語の展開。廃墟と化した現在と繁栄する過去の都の描写の違いなどアクセントの効いた物語や描写でダレること無く「トゥルーエンド」まで遊び続けられました。

戦闘もバランス良くレベルの高い敵と対峙するとかなり歯ごたえのある戦いを楽しめます。またレベル上げをしっかりやって同レベルの敵と戦っていればそれほど苦労すること無くサクサク倒していけるでしょう。夜間の戦闘は、強敵のうえ数も多く一筋縄ではいかないのである程度のレベルが必要です。宝箱や地図埋めなど探索を楽しませる要素もしっかりありバランスの良い仕上がりのゲームです。

一時は、お金をかけた洋ゲーの大作に対して和製ゲームは追いつけず廃れてしまうのではと心配だったのですが、「PS4」の最近の和ゲータイトルは「イースⅧ」を含め「ペルソナ5」「ドラゴンクエストⅪ」「DARL SOULS 3」「仁王」「バイオハザード7」など洋ゲービッグタイトルに負けないおもしろいゲームが連発で、さらに「Nintendo Switch」の「ゼルダ」や「マリオ」も大ヒット。

これからもどんどんメイドインジャパンのコンテンツ力を見せつけてほしいものです。