ドメイン変更によるサイト引っ越し完了しました。

実は、不注意から「kyoto.in.net」のドメイン継続を失念し失効させてしまったのです。復活させるには2万円の手数料がかかるとのことで、復活させるのは断念しました。収益サイトなら2万円かけてでも復活させるところですが、趣味のサイトなのでそんな予算はかけられません。

ということで新たなドメインで再スタートすべくWordpressサイトの引っ越しをすることになりました。ところがこれがなかなかの曲者で、行き当たりばったりに始めてしまったので画像処理に大変苦労させられたのでした。

WordPress のドメイン引越し作業

事前準備

とりあえずFTPから「kyoto.in.net」にアクセスして、全WPファイルをダウンロードしておきます。

kyoto.in.net へのアクセス問題

kyoto.in.net ドメインが失効したので、WPの管理画面にアクセスできなくなりました。データはFTPからダウンロード可能ですが、テンプレート設定などの情報は管理画面で確認できないとかなり手間がかかってしまうのです。

ネットで調べると hosts ファイルの書き換えでアクセスできるようになるとわかりました。方法は・・・

「サーバーのIPアドレス+半角スペース+ドメイン」 を、hosts に書き加えるだけ。

具体的には

xxx.xxx.xxx.xxx kyoto.in.net (xxx.xxx.xxx.xxx 部分がサーバーのIPアドレス)を hosts の最終列に書き加える。

何故か Macbook ではうまく書き換えできなかったのですが、Windows10 PC で書き換えができ kyoto.in.net にアクスできるようになりました。

ドメイン取得

ドメインをどうするか?悩みますよね。今回はあまり悩むのも嫌なのでサイト名の日本語ドメインにすることにしました。「ゲームと読書たまにはグルメ.com」です。日本語ドメインには賛否がありますが、趣味のサイトなのでわかりやすさを優先したのです。

日本語ドメインのメリット

・日本語なので日本人には目を引きわかりやすい。
・もしかしたら日本語キーワードにはSEO的に有利かも。
・好みのドメインが取りやすい。

日本語ドメインのデメリット

・海外からのアクセスは望めない。
 日本語対応のブラウザ以外では、ピュニコード(Punycode)に変換される。
「ゲームと読書たまにはグルメ.com」なら
「http://xn--f9jrkq7erpia28apa3htir747dh91d.com」と意味不明な文字列に表示される。

ドメインの登録作業

ドメインを取得すると、サーバーにネームサーバーを登録して認識させる必要があります。数時間から数日かかります。さらに、サイト作成後GOOGLEなどの検索エンジンに認識させるための登録作業やコードの埋め込みなどが必要で、アフェリエイトを利用している場合は各事業者にサイト登録をしなくてはなりません。

WordPress の引越し作業

ドメインにWPのインストール

とりあえず契約サーバーにドメインを登録できれば、WPをインストールします。私はXサーバーなので自動インストールができこの作業は簡単に終了。

WPにテーマを登録

私は「賢威」のテンプレートを使っているので、それをそのままコピーしました。kyoto.in.net 登録のthemaファイル内の登録テンプレートをFTPから新ドメインのファイルにコピーするだけです。これで管理画面から「賢威」テンプレートを選択できるようになり、有効化するだけで完了です。

ただし、細かな設定は引き継がれていないので、kyoto.in.net の管理画面を確認しながら ゲームと読書たまにはグルメ.com の管理画面から設定をしていく必要があります。

コンテンツをエクスポート&インポート

kyoto.in.net のコンテンツをエクスポートして、新ドメインにインポートします。ツール<インポート<wordpress インポーターの実行。で記事やカテゴリなどインポート完了です。

画像データを移動

FTP から kyoto.in.net の upload ファイル内の画像を新ドメインの upload に移動させます。(同じサーバー内なので)一瞬で完了するのでコピーするより時間節約になります。

ここでの問題点

コンテンツの移動は、事前準備を整えてからするのが安全です。私は上記で簡単に完了すると考えてしまいましたが、画像データをFTPで移動するだけでは認識できないのです。特にアイキャッチ画像は曲者です。ここでよく研究して一番ベストな方法を考慮するべきでした。少し検索をするとわかることでアイキャッチ画像を含めてコンテンツをまるっと移行する方法があったようです。

やり直せばいいようなものですが、Google へのサイト登録をすませてしまっていたのと、そこそこ時間をかけて画像認識をさせていたので、プラグインを探して登録作業を続けることにしたのです。

更に、コンテンツ内の画像アドレスが kyoto.in.net のままなので、これを xn--f9jrkq7erpia28apa3htir747dh91d.com に置き換える作業も必要です。

なので、FTPで移動した画像をWPに認識させるプラグイン・コンテンツ内の画像アドレスを書き換えるプラグイン・アイキャッチ画像を一括登録できるプラグイン が必要になるのです。

使用したプラグイン

Add From Server

upload ファイル内の画像データをWPのライブラリから確認できるようにするプラグインです。フォルダを開いてファイル指定する必要があり1年なら12回作業を繰り返す必要があります。また、リサイズされた全画像が登録されます。

注意点として

Import Options
Set the imported 「date to the  Current Time」「  File Time」
インポートされたファイル「現在の時刻」「ファイルの時刻」

という項目がありインポート後のファイルの時間設定を選択する内容です。デフォルトで「date to the  Current Time」になっているのですが、このままだと全部の画像データが2019年9月の日付になってしまい、年月による検索ができなくなってしまいます。

Search Regex

コンテンツ内の文字列の検索と置換えができるプラグインです。これで kyoto.in.net から xn--f9jrkq7erpia28apa3htir747dh91d.com に一括置き換えをしました。これで投稿内の画像が表示されるようになりました。

「Better Search Replace」というプラグインを始めに使ったのですが、なぜか全部の投稿を置き換えることができませんでした。

WP Thumbnail Changer

一番の難敵「アイキャッチ画像」の問題を楽に解決してくれたのがこのプラグインです。どうしても一発でライブラリの画像からアイキャッチに関連付けるプラグインが見つからず、手作業で登録を進めることにしたのですが、やっぱり結構面倒な作業になります。なのでもう一度目線を変えてプラグインを探したところこのプラグインを見つけたのです。

WP Thumbnail Changer を有効にすると、投稿一覧の右端にアイキャッチ画像の覧が表示されるようになります。ここでアイキャッチ画像の登録ができるようになり、いちいち投稿ページを開く必要がなくライブラリから画像を選択して登録できるようになります。

これで作業が一気に進みなんとかサイト移行が完了しました。

教訓としては、いきあたりばったりで始めると色々と行き詰まる事があるのでスムーズに終えたいなら、事前に工程を決めてから作業をしましょうってことですね。ただ、プラグインがちゃんと思い通りに動いてくれるかとかプラグインの動作設定を間違って使ってしまうとリカバリーできなくなるなどの問題もあったりします。そのまえにドメインの管理はちゃんとしましょうね。